中医学の勉強法と注意点


中医学を勉強する上でいくつか気を付けなければならないことがあります。このページでは学習中に注意すべき点をご紹介します。

1.西洋医学の考えは持ち込まない

西洋医学の考え方で中医学を理解しようとすることは避けるべきです。
中医学は哲学を土台にした臨床医学です。医療に関する知識が豊富な方の場合、西洋医学の観点で理解しようとする傾向がありますが、これは中医学の上達の妨げになります。

陰陽学説と五行学説

中医学の理論の土台は陰陽学説、五行学説で、相互に関連しあう相生や制限しあう関係を理解しましょう。

陰陽平衡の基本を理解する

中医学では、平衡が健康の基本と考えています。この平衡は陰陽、五行、五臓間、気血、陰陽、表裏などを含め、あらゆる関係で「平衡」が保たれないと病気が発生します。
中医学は長い歴史の間で培われた臨床医学の為、数字で説明できません。中医学の基本概念を「科学的なデータに基づいて…」説明し難い学問です。中医学の理論には必ず臨床の特徴があるので必ず理解することが重要です。

2.専門用語を正しく理解する

専門用語の理解は生理機能、病理の表現、症状の意味、病名の概念、証候の意味、配合に関する表現などがあり、専門用語が正しく理解しなければ、誤解、誤治に繋がる最大の原因になります。

3.ひとつの病気に複数の原因

病気の現象(症状)には、少なくとも複数の原因があることを常に念頭におきます。
中医学の治療は症状の改善ではなく、症状を誘発する病気の原因を治療します。これを弁証論治といいます。

4.インプットとアウトプット

中医学の学習では記憶と理解のバランスが大切です。暗記ばかりで理解の程度が低い場合は、テスト結果はよいものの、少し異なる観点の質問があった場合に解答できないことがあります。
暗記した内容は分析する際の材料であり、分析は暗記した内容を活かすことになります。
臨床で役立てるためには、インプットとアウトプットの訓練が必要です。

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