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エアコンと咳

2018-08-30 15:00

ニュースでエアコンの使用によって長期間咳が続く方が 増えていると報じられていました。 最近、電車の中で乾いた咳をしている方が多いなと 感じていたので、原因がエアコンと聞き納得しました。 この咳の特徴は、感冒ではなく痰が絡んだ咳でもなく、 急に咳込む喉の乾燥による乾いた咳です。 今夏は、例年にないほどの酷暑が続き、一日中冷房を付けたまま 過ごした方も少なくないと思いますが、冷房をかけ乾燥した室内は 「肺」にとって必ずしも良い環境とは言えません。 中医学で肺の別名を「華蓋」といい、蓋は傘を意味します。 肺は、外邪の侵入から全ての臓腑を保護する「傘」の役割があります。 五臓の中で最も高い位置に存在し、外邪の侵入を傘を掲げるように して守る大切な働きがある一方、温度差と乾燥により傷つきやすい 特徴があり、とてもデリケートな臓です。 気温が高い環境では肺の気陰を傷耗します。 乾燥の気候は中医学で「燥邪」ですので、肺気を滞らせて 肺気の宣発粛降に影響を及ぼします。 冷風と高温による温度差、乾燥の環境が肺にもたらす影響を 考えると呼吸器系の疾患を持っている方は、特に要注意です。 燥邪から肺を守るために、お勧めの食材は「梨」です。 また、乾燥した咳を治療する場合、肺陰を補う薬を選んでください。 養陰清肺湯などがよく使われています。 そして、エアコンのお掃除も忘れずに。
この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

董巍からのご挨拶とメッセージはこちら→「中医学アカデミーが目指すもの

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