尿漏れ

尿漏れは男女を問わずみられる症状ですが
特に40代以降の女性や産後に多く現れます。

この場合の尿漏れは、くしゃみ、咳、笑ったりすることで
尿漏れになるのが特徴です。

中医学では、腎が二便(排尿と排便)を司るとしており
まら膀胱とは表裏の関係にあります。

膀胱の出口が「開く」と尿を排出し、膀胱の出口が「閉まる」と
排尿が終了します。

この「開く」と「閉まる」は腎気によって調整され
腎気の推動作用は「開く」を腎気の固摂作用は「閉まる」に働きかけます。

加齢や出産によって腎気が不足することで推動作用と
固摂作用の働きが調整できず、尿漏れの現象がひき起こされます。

この理論は中医基礎理論の臓と腑で学習する内容です。

中医学の学習科目