笑い話?を、おひとつ。長寿と養生

2019-08-23


中国のSNSであるWechatに興味深いお話がありましたので紹介します。

今年、6月、7月、8月と立て続けに業界では有名とされる方が相次いで旅立ちました。

お一人目は、中国酒の仙人と云われ各地のお酒に詳しく、
またご本人も酒豪で知られた秦含章氏は今年8月に112歳で、
お二人目は日本人でもご存知の方が多いと思いますが、
「天福茶」の創設者であり、中国茶の仙人ともいわれた張天福氏が
108歳でお亡くなりになりました。
そして三人目は、中国では著名な養生の大家、梅墨氏が59歳の若さでこの世を去りました。

そこで「長寿のためには、まずお酒を飲む、次にお茶を飲む、そして養生をするのが効果的だ」と、
揶揄好きの方が解釈を広げ話題になりました。

笑い話かもしれませんが、健康で長生きに欠かせないことは、
飲食や養生方法に過度に神経をすり減らすと、かえってストレスになるのかもしれません。
健康で長寿はストレスの影響が少ない生活を送ることが大切に思います。

中医学から見たストレスは「七情」の異常として考えられます。
七情は「怒、憂、思、悲、恐、驚、喜」の感情をさし、
これらの感情が過度になりすぎると五臓に影響を及ぼします。
過度の怒りは肝、過剰の憂と悲は肺、過剰な思は脾、過剰な恐れは腎、
過剰な喜と驚は心に悪い影響を与え、過度な状態が続けば、
各臓腑が悲鳴を上げつまりは発病をひき起こします。

ストレスが五臓六腑に悪い影響を与え、病気をひき起こすことは古来から知られていました。
例えば、養生において、あれもこれも体によくないと考えすぎて
心配ごとが増えれば逆にストレスになり、病気の発生の根元になります。

一方、些細なことはあまり気にせず自然と調和がとれた生活を心掛ければ
精神状態は安定し、たとえ少々体に負担を与えることがあっても
体が自ら治癒する力をを発揮することができます。

健康のために、毎日笑って下さいとよく耳にしていますが、
中医学の理論では、「笑い」も過ぎれば心神を傷つけることになると考えています。

健康の基本は心身共にバランスが取れた生活で、
中医学ではこの状態を「陰陽平衡」といいます。
陰陽平衡は絶対なものではなく、相対的な平衡です。

中医学の学習は、まず中医学理論の土台である陰陽学説を学びます。
陰陽学説を理解できるようになると、巷で話題になる健康グッズや
食べ物に惑わされことがなくなります。

いずれにしても、健康で長寿を実現する道は、
ストレスを起こさせないことが一番重要です。

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この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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