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補腎薬のすすめ

2020-05-13 11:00


腎には、人体を構成する基本物質で各機能を支える「精」又は「精気」が蓄えられています。
精気には、生命の始め両親から受けた先天の精と誕生後に飲食から受ける後天の精の二種類があり、
正常な生理活動を維持するには、不可欠なものでそれぞれ相互に依存し補助しあう関係です。

腎の生理機能はいくつかありますが
精を蓄える働きによって「成長発育、生殖、老衰」に大きく関与し、
そして、精気の変化も「上昇、頂点、下降」の三段階に分けて考えられています。

生命の誕生後、成長する時には精気は上昇し、青年期に生殖能力が高まる時は頂点に
中高年になると性腺の働きは鈍り、精気は下降し歯、骨、髪などに老えが見られるようになります。

補腎薬は腎の精気を養う薬を指し、中高年以降の老衰による症状だけではなく
子供の発育に遅れが見られる場合や慢性疾患の改善などにも用いられますが、
特に加齢による老化現象でみられる足腰のしびれや疲労感、頻尿や残尿感
目のかすみや視力の衰え、白髪、骨粗鬆症などなどの改善と予防に良いとされています。

しかし、残念なことに補腎薬の紹介が誤っている場合があります。

腎の精気は、腎陰と腎陽に分けられ、
補腎薬を選ぶ際には陰と陽のどちらが過不足の状態か、
又は、陰と陽の両方が不足しているのかを判断しなければ
適切な薬を選ぶことができません。

効能書だけで選ぶと効果がないだけではなく副作用にも繋がります。

最近はネット販売でも購入できる補腎薬もあるようですが
購入の際には信頼できる方に相談されることをお勧めします。

●補陰剤
六味地黄丸
杞菊地黄丸
知柏地黄丸
麦味地黄丸

●補陽剤
八味地黄丸
牛車腎気丸

●その他
参茸補血丸
至宝三鞭丸
二至丸

商品名は違うものもありますが、主に販売されている補腎薬です。

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この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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