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コロナウイルスの中医治療についての最新情報 2/19付け第六版

2020-02-22


コロナウイルスの中医治療についての中医治療に関する情報

2月19日,国家卫健委办公厅正式向各地卫健委下发
《新型冠状病毒肺炎诊疗方案(试行第六版)》。
https://mp.weixin.qq.com/s/WUmTV8S94k4gpkQo2CgGYQ


第六版(四)中医治療

新型コロナウイルスの中医治療についての記述を翻訳し、解釈を加えて紹介します。
前回の《关于印发新型冠状病毒感染的肺炎诊疗方案(试行第四版)》と
重複する内容もありますが、ご参照下さい。

この病気は、中医学の「疫」の範疇に属し、
弁証論治について以下のようになります。

中医治療の内容は二つ分けています。
1.病気が確定されていないが症状がある場合と軽い病証への治療方法
2.発病から著しく症状が出ている場合の治療方法

1.早期予防と治療
二つのタイプがあります。
⑴胃腸の不調
治療方剤:藿香正気散
藿香正気散は解表化湿・理気和中の効能がある方剤で
臨床症状では、胃が痞える、食欲不振、軟便気味で特に便が粘る、
排泄しにくいという症状があると推測している。
また、急に以上の症状が現れ、舌は淡白、苔白膩苔という症状を確認する必要がある。

⑵疲れと発熱
金花清感顆粒、連花清瘟カプセル、疏風解毒カプセル
①金花清感顆粒(百度より)
<構成生薬>
金銀花、浙貝母、黄芩、牛蒡子、青蒿など。
<効能>
疏風宣肺、清熱解毒
<応用>
外感により発生されている発熱悪寒である。
伴う症状は咽喉紅腫、口渇、咳嗽、黄色痰、舌質紅、薄黄苔、脈数。
<解釈>
金花清感顆粒は清熱解毒を中心とする方剤であり、比較的早い段階での使用が良いと考えられる。
配合の特徴は清熱解毒をしながら、風熱を発散し、
痰熱を除くという工夫がある方剤で痰が黄色、粘稠という特徴がある。
中医学から見ると、熱毒が盛んでいて痰熱を伴う。

②連花清瘟カブセル(百度より)
<構成生薬>
連翹、金銀花、炙麻黄、炙杏仁、石膏、板藍根、貫衆、魚腥草、
藿香、大黄、紅景天、薄荷、甘草(配合量の情報はない)
<効能>
清瘟解毒、宣肺泄熱
<応用>
熱毒襲肺の証候を治療する。
症状は発熱は高熱で悪寒を伴い、全身の筋肉痛、咳嗽、頭痛、
鼻水、鼻がつまる、咽喉紅腫、黄膩苔。
<解釈>
連花清瘟カブセルは表寒裏熱という病証の治療に相応しく、
特に発熱悪寒があり、便秘、黄膩苔を伴うことは臨床の特徴として考えられる。
この方剤は表裏双解剤で、宣肺泄熱の力が金花清感顆粒より強い。

③疏風解毒胶囊(百度より)
<構成生薬>
虎杖、連翹、板藍根、柴胡、敗醤草、馬鞭草、甘草
<効能>
疏風生熱、解毒利咽
<応用>
風熱証を治療する。
症状は発熱悪風、咽喉痛、頭痛、鼻づまり、鼻水が粘稠、咳嗽などである。
<解釈>
疏風解毒胶囊は熱毒が酷く、煩躁、口が苦い、咽喉痛が酷いという症状の治療に相応しい。
配合の特徴は柴胡と連翹、虎杖の併用で、虎杖は血熱による瘀血への治療に相応しい。

次回、重い状態への治療、清肺肺毒湯に関する内容を紹介します。




この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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