国際中医師試験開催日の延期に関するご案内(2021/5/7)

中医学の勉強 「陽虚則寒」と「陽虚則陰盛」の区別

2021-01-27 11:00


「陽虚則寒」と「陽虚則陰盛」は「陽の偏衰」の病理に属するもので
「陽の偏衰」は、陽虚を意味します。

陽虚は主に脾腎に発生しますが、
陽虚の最初の病理が「陽虚則寒」、陽が虚すれば寒が生じるという意味です。

陽虚のため陰を制約できず、「陽気」による温煦作用の低下を引き起こすため
畏寒喜暖、形寒肢冷、面色晄白、舌淡、脈遅などの症状がみられます。

更に陽虚則寒が進むと、「陽虚則陰盛」の病理状態を引き起こし
「陽虚則陰盛」とは、陽が虚すれば、陰が盛んになります。

この陰盛は陽虚のため陰を制約できず、臓腑経絡の機能も低下し
水液の代謝が故障するなど病理状態が現れます。

従って、「陽虚則陰盛」は「陽虚則寒」の症状のほかに、
喜静踡臥、神疲、小便清長、下利清穀
浮腫、舌淡胖大などの症状がみられます。

これらの症状は主に寒湿が盛んでいる状態を反映しており、
治療の場合は、「陽虚則寒」は「陽虚則陰盛」と異なる部分がかなりあります。

以上の内容は、中医基礎理論で勉強しますので
弁証論治の腕を高めるためには、基礎理論からじっくり学習するべきだと考えています。

・畏寒喜暖(いかんきだん):寒さを嫌がり暖かさを好む
・形寒肢冷(けいかんしれい):体と手足が冷える
・面色晄白(めんしょくこうはく):顔色が白い
・喜静踡臥(きせいけんが):静かにうずくまる
・下利清穀(げりせいこく):未消化物が混ざる様な下痢

講座一覧



この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

董巍からのご挨拶とメッセージはこちら→「中医学アカデミーが目指すもの

無料体験 講座申込み メニュー
メニューを閉じる