弁証論治試験の採点について

弁証論治試験の採点についてよく質問されます。
弁証論治試験は、4症例の問題が出題され合格点は60点以上、
1症例あたり25点が満点になります。

出題の傾向として中医内科学の病証から3症例、その他、婦人科・外科・
小児科の中から1症例出題されます。

弁証論治試験では、病名の診断、証候名、代表方剤名、
構成生薬の記載、その他注意事項などを記します。
配点について詳細は明らかにされていませんが、
これらの中で最も配点が多いのが病名診断です。

症例の記述内容から病名を診断しますが、この病名に誤りがあれば、
仮に証候名、代表方剤名、構成生薬などが正解であってもかなり厳しい判定になります。

なぜならば、病名によって病因病機が異なり治療方法や代表方剤も違ってくるからです。
もし、病名診断に誤りがあれば全滅のおそれもあります。

弁証論治試験は、各教科の基本内容を理解しているかどうか、
基本を理解しそれを臨床で役立てられるか、中医医療の第一歩に踏み出すために必要な試験です。

弁証論治に基づく判断の仕方、病名と証候の関係、
代表方剤と加減の理由などの知識を身につけるためには、
基本を学び、インプットとアウトプットの訓練がとても大切になります。

中医学アカデミーでは、多角的な問題を数多く用意しています。

多くの問題を解くことで、基本が身につき、臨床で大いに役立ち腕をあげることに繋がります。

国際中医師試験とは。