当帰芍薬散

2019-06-12


女性に多く用いられる方剤では、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遙散などがあり
特に産婦人科では、冷え性や月経不順でお子さんを授からない場合に
当帰芍薬散が処方されるケースが多いと聞きます。

能書では、「貧血、冷え症で胃腸が弱く、眼の周辺にクマがある、
疲れやすい、頭重、めまい、肩こり、動悸などがあって、
排尿回数多く尿量減少し、咽喉がかわくもの、あるいは冷えて下腹部に圧痛を認めるか、
または痛みがあるもの、あるいは凍傷にかかりやすいもの。
心臓衰弱、腎臓病、貧血症、産前産後あるいは流産による
貧血症、痔核、脱肛、つわり、月経不順、月経痛、更年期障害
にきび、しみ、血圧異常」などが記載されています。

この内容を読むと当帰芍薬散で何でも治療できるように感じます。

中医学で当帰芍薬散は、脾虚湿滞瘀血を伴う肝血不足を治療する方剤です。
このような病理状態では、肝脾不和もひきおこします。
弁証要点は胸脇、少腹の脹痛或いは綿々作痛、急に発作する激痛、
生理不順、食欲低下、浮腫、白帯多、舌黯、白膩苔、脈細弦などです。

臨床で活用するために、能書に記載された月経不順と月経痛、疲れやすい、
頭重、めまい、肩こり、冷え、脱肛などの症状に
どのような特徴がみられるか説明する必要があると考えています。

当帰芍薬散の配合要点は、肝脾不和に対応する上で大切となる
「芍薬と白朮」、「芍薬と川芎」の組み合わせにあります。

配合要点が理解できれば、病因病理と弁証要点を正しく理解するようになると考えています。
漢方SP講座では、能書、病因病理、弁証要点、配合の意義などについて詳しく説明しています。





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