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昇清作用が故障、どんな特徴がみられる?漢方薬は?

2019-11-25


昇清作用が故障した場合、主に二つの病理結果があります。

1)脾主昇清(脾は昇清を主る)
脾の昇清作用が正常に働かないと水穀精微が上に運ばれず、
頭は精気が不足するため眩暈や耳鳴り、つやのない顔色になります。
また、心肺に水穀精微が送られないと気血に化生できず
常に眠くて疲れやすい(神疲乏力)、血色がない、動悸などの症状が見られます。
もし水穀精微が上に運ばれないと湿濁になり、これが脾の運化作用を
邪魔して食後の満腹感、白膩苔、水様便、痰が絡むなどの症状が現れます。
この病理状態が更に酷くなると、
生理不順、不妊症、インポなどの病が生じる可能性があります。

2)脾気下陥
脾気下陥は中気下陥(中気下陥す)と同じ意味で
昇提作用が低下する病理状態を言い胃下垂、
子宮脱出、脱肛などの内臓下垂の症状が見られます。
この病理状態の根元は脾気虚です。
その為、脾不昇清と脾気下陥では脾気虚の症状を伴います。
例えば、疲れやすい、短気、食後の腹脹、軟便などです。
治療要点は、脾気を補いながら、脾気を上昇させる薬が必要になり
代表方剤は補中益気湯です。
補中益気湯には脾気を補う作用を有する人参、白朮があり
脾気を上昇させる黄耆、升麻、柴胡が配合されています。

配合の割合は、脾気を上昇させる升麻と柴胡が脾気を補う黄耆と人参より
少なく配合されていることがこの方剤の肝心な所です。

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この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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