第9回国際中医師試験 終了しました。(2020/10/11)

気化作用について(3) 

2020-11-17 11:00


津液は気血と同様に人体を構成し、生命を維持する為に
必要な基本物質で正常な水液です。
胃液、腸液、鼻水、涙など、臓腑や組織器官にある体液や
正常な分泌物が含まれます。

この津液は気化作用により内臓と組織に潤いを与え
そして代謝されて汗や尿へ変化し、体外へ排出されます。
気化作用の働きが低下すると、代謝されるべき
不要な水が出せなくなり、体に残ってしまいます。

例えば、膀胱の気化作用が故障すると尿意があっても、排尿できなくなり
排尿不利、癃閉(りゅうへい)などの病証が生じるのです。

このような膀胱気化不利の場合には膀胱の気化作用を高め、
利水薬と配合して治療にあたるのです。
利水だけで治療する場合は、効果が非常に得にくくなります。


※膀胱気化不利:膀胱の気化作用の故障を膀胱気化不利という。

中医学とは



この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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