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腎虚痰氾証

2020-01-27 11:00


腎虚痰氾証とは、腎陽虚と共に痰飲による症状が見られる証候を指します。

<弁証の根拠>
1. 久病で咳嗽、喘促、喉中の痰はじわじわ増す、呼多吸少、動けばひどくなる。
2. 痰が多くて痰の色は透明、浮腫、尿が少ない、腰膝が冷たくて痛む、形寒畏冷。
3. 舌質が淡で胖大、苔が白、脈細無力。
1症状群+3症状群か、2症状群+3症状群で腎虚痰氾証と判断することができます。

<治療方法>
温腎化痰利水で治療すします。

<治療方剤>
1. 金匱腎気丸合二陳湯
2. 真武湯合二陳湯

<臨床応用>
腎陽の衰えは、命門の火が衰え生殖機能の低下、水液代謝の障害
脾陽運化の障害を含む病理変化が生じます。
この証は、腎陽が衰えることで腎の主水機能が低下し不要な水を気化できず、
水が痰になり、痰が盛んでいるため、腎陽虚の証候もあれば
痰による臨床表現も生じるので治療は、温腎利水化痰を採用します。

腎陽虚で咳、痰が多い、呼多吸少、呼吸が乱れる場合は、金匱腎気丸に二陳湯に加えます。
腎陽虚で浮腫、尿が少ない、形寒、四肢が冷え、痰多清稀の場合は、真武湯に二陳湯加えます。
治療によって痰が改善した後も温補腎陽を目的に、金匱腎気丸を継続し治療効果を固めます。

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この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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