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陰虚挟痰証

2020-02-01


陰虚挟痰証とは、肺腎陰虚と共に痰飲による症状が見られる証候を指します。

<弁証の根拠>
1. 咳嗽、痰が粘る、咽頭が乾く、口が乾く、大便乾燥
2. 喘息、多痰、悪心嘔吐、煩熱、盗汗
3. 舌紅、苔が黄膩、脈弦細滑

1症状群+3症状群か、2症状群+3症状群で陰虚痰恋証と判断することができます。

<治療方法>
滋陰袪痰で治療します。

<臨床応用>
本証は久病傷陰によって陰虚内熱が生じ、これが原因で
津液が痰に変わり、痰が体内で盛んでいる証候です。治療方法は滋陰袪痰を施します。
痰の多い方は六味地黄丸に二陳湯(通常使用量の1/2)を加えます。
この二つの方剤の併用は金水六君煎の構成にほぼ等しくなります。

陰虚に偏る方に対しては、六味地黄丸に養陰清肺湯(通常使用量の1/2)を加えて治療します。
内熱が酷い方は養陰清肺湯合知柏地黄丸で治療します。

この証は比較的複雑で治療しにくい傾向があります。
滋陰薬は粘膩性があるため、しばしば湿を助けて痰を生じさせます。
また、化痰薬は温燥の性質があり、しばしば陰液を傷つけるので
陰虚と濁痰の主次を識別した上で薬の配合を考慮します。

濁痰が消散したら、補腎養陰を主とし、六味地黄丸、麦味地黄丸を使用します。

これまで紹介した虚挟痰証は、いずれも虚中挟痰のため、治療は虚を補い化痰をする方がよいです。
また痰は陰邪であるため、二陳湯を基本処方として加味して治療します。

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この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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