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飲む前に 安中散?

2019-01-04 11:00

新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 さて、年末年始は食生活が乱れやすい時期です。 例えば、冷たいアルコール類やジュースの飲みすぎ、 またお刺身や蟹など冷たいものの食べすぎなどで 胃痛や胸やけが生じた場合にお勧めする方剤をご紹介します。 飲む前に漢方!でおなじみの安中散。 安中散は、比較的に手に入りやすい漢方薬で 構成生薬からみると冷えを伴い胃痛や胸やけなどの 症状に有効です。 安中散にお世話になる場合は、薬の効果を高める為に 「水」での服用は避け、お湯やお酒が飲める方であれば 熱燗と一緒に服用します。 何故ならば、安中散は温めながら胃の気を通すという 特徴があり、熱燗はこの二つの働きを応援することができます。 服用前には、舌色が白い、白く薄い苔の有無を必ずチェックしてください。 もし、舌色が紅く苔が黄色の場合は服用してはなりません。 受講中の方には和剤局方の条文などのご説明を配信しておりますので 合わせてお読みください。
この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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