2017年国際中医薬博覧会
2017年9月9日から中国安徽省毫州にて
「国際中医薬フォーラム」が開催されました。
開催地の安徽省亳州は、「中医薬の都」と言われ、
華佗生誕の地とされており、生誕1890周年を迎える記念の年になりました。
また三国志でも有名な曹操の出身地として有名です。
安徽省亳州は、中薬の一大産地で国内生産の50%を占め、
売上高は約243億元(1元≒17円)、韓国、インド、チリ、メキシコや
その他の国へ輸出されています。
今回は中国、ブラジル、米国、ドイツ、イタリア、日本、イラン、アフリカなど
25の国と地域から中医学に係る学者と医師50人が招かれ、
日本からはアカデミー長の董巍が出席しました。
フォーラムでは中医学の発展や各国の中医治療の取り組みや人材育成など
活発に意見を交換しました。
董巍からは中医学は体のバランスを整えることを重視している平和の医学で、西洋医学とはこの点で大きく異なる趣旨を発言し、参加者から大いに賛同を得ました。
その後、華佗生誕の記念式典も行いました。
また、中医病院の院長や中国商務省からも出席され、中医薬の展示会や国際中国医学技術貿易フォーラム・薬剤品(中薬)交易フォーラムなども同時に開催され、華やかなフォーラムになりました。