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インタビュー


インタビュー



がんを発症

1997年8月(平成9年8月)にくるぶしの下あたりに形が悪いほくろが出てい たので、病院で検査したところ、癌の一種「メラノーマ(悪性黒色腫と呼ばれる皮膚がんの一種)」と医者に宣告されました。そして、2日後に摘出手術を受けました。

2週間入院し、その後転移はなかったので退院しましたが、3年後の8月に子宮筋腫を調べに病院へ行ったところ、お腹の血管にがん細胞がある事が判明。リンパ節への転移はなかったものの、がんのレベルはステージ3。主治医から抗がん治療を提案されて受けることにしました。
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主治医には抗がん治療を5クール行うと言われましたが、1回目、2回目共に副作用としてひどい吐き気があり、体が持たないと思い、抗がん治療を途中でやめる事にしました。主治医からは「抗癌剤治療を受けないと死にますよ」と言われましたが、「こんなに苦しい抗癌剤治療を受けるくらいなら、死んでもいいです」と治療を断りました。延命よりも体からの悲鳴を大切にして、自分の意思を通しました。


漢方との出会い

そんな折、十数年会っていない友人から連絡があり、がんのことを話したところ、漢方に詳しい先生を紹介してくれました。漢方薬に対しては、入院加療中、プロポリス、アガリクス等々癌に効くといわれている民間治療を試していましたし、抵抗はありませんでした。それらを服用することや、これから服用することになる漢方薬を使うことを主治医に話しましたが、主治医は「それらを服用することは自由だが、引続き病院へは通って欲しい」と言われました。

早速診てもらい、漢方を処方してもらったところ、意外なほど早いうちに身体に変化を感じました。おかげさまで、今では無事に職場へも復帰でき、検査も半年に1回でよくなりました。完全にがんが消えたわけではありませんが、漢方と自分の治癒力で進行を抑え、共存できるようになりました。

最近のお医者さんは、症状のデータだけを見て病気を判断する方が増えているように感じます。その点、漢方の先生は、その人の症状を細かく聞き、顔色、目、舌など、データではなく全体を見て判断してくれるので、精神的な安心感があり、ちゃんと効く薬を処方してくれたので、出会えてよかったと思います。

漢方医が「補う」という言葉を使って現在の体調を説明して下さっています。
この言葉がとても好きです。自分が持っている力に漢方の力を添えてもらって、生かされている、という思いがします。
いまは、漢方を紹介してくれた友人や、漢方医、中医師の皆様へ、感謝の気持ちでいっぱいです。 

漢方の知識を持つ医師や薬剤師が身近にいれば、西洋医学だけに頼りたくない、病気に悩む人たち、病を抱えた人たちの助けになると思います。

中医学の知識を持つ、患者の気持ちを理解してくれる、こんな医師や薬剤師がもっと増えるといいなと思います。
この記事の執筆・監修

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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