上海中医薬大学臨床研修報告

2017-11-09

2017年11月3日~11月5日まで 上海中医薬大学国際教育学院のご協力のもと、 臨床研修を開催いたしました。 上海到着後、上海中医薬大学国際教育学院の 副院長 韓先生にご臨席頂き開講式を行い、 その後、上海中医薬大学博物館を見学しました。 博物館には、中医学の歴史や貴重な書物や 「銅人」表面に経穴と経脈の位置を 示した銅製の人体模型が展示されています。 中国ではこの博物館にしか展示されていない 大変貴重なものだそうです。 1 2 その他に中薬の見本、脈診の学習用の練習機なども展示され 興味深い展示品の数々でした。 3 4 5 6 翌日はいよいよ臨床研修です。 上海中医薬大学附属病院のひとつで曙光東病院の 婦科と中医内科の各病棟で研修をさせて頂きました。 今回は、2グループに分かれ、 婦科の臨床研修は殷先生が、中医内科は鉏先生に ご指導いただきました。 病院での問診は日本の漢方相談とは異なり 脈診・舌診をしながら同時に問診を進め、 処方箋を患者さんに手渡すまで、あっという間です。 問診は中医診断に必要な内容、 つまり問診に「目的」があるので 頭からつま先まで、細かにお尋ねすることはありません。 この辺は日本の漢方相談とは大きく変わる点です。 婦科の受診に訪れる方は日本同様に不妊症が増加しているそうです。 その他、月経病や卵巣嚢腫、卵巣癌の術後の治療を 目的に受診されるそうです。 有り難いことに患者さんも舌診の際には 数回にわたって「舌」を見せて頂いたり 私達の質問にお答え頂くなど、大変ご協力頂きました。 午後からは、婦科の臨床研修で ご指導頂いた殷先生の講義です。 13:30分から16:00まで 月経不順について講義を受けました。 中医婦科の基本的な概念を復習し、講義後半では 臨床症例のカルテを拝見しながら説明をして頂きました。 殷先生の講義では、月経病の診断と鑑別の注意点を始め 月経周期を治療し安定さる目的と治療のポイントについて 基礎理論を含め説明して頂きました 月経周期の治療目的は「陰陽平衡」で また周期にあわせた「蔵す」、「瀉す」についてのお考えも伺いました。 7 今回の研修で臨床経験と理論学習の繰り返しによって 多くのことを吸収して頂いたのではないかと思います。 参加者の皆さまには、この研修内容の整理という 宿題が課せられていますので提出が楽しみです。 8

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