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自宅待機でついつい朝寝坊している方いませんか?

2020-04-14 11:00


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅で過ごしている方が増えてきました。
リモートワークですと、勤務時間にはネットを通じて出勤になりますが
自宅待機をされている方、また休校によって自宅で過ごすお子さん、
朝寝坊になっている方はいませんか。

日中と夜の生活リズムが狂うと不眠などの原因になるだけではなく
長期間になると様々な病気をひき起こすきっかけになります。

中医学では、陰と陽のバランスを重視しています。
陰と陽は相互に制約され、相互に転化し、対立しながら絶えず
変化する運動の中で平衡を保ち、これが生命の基本条件と考えています。

人体の生理機能について言えば、日中は陽が旺盛で生理機能も活発になり、
夕方から夜になると陽気は衰え、陰が旺盛になるので生理活動も抑制されます。

このようなリズムに逆らう、またはリズムを狂わす原因が生じると
体内における陰と陽の平衡が乱れ、「陰陽失調」という状態になります。

陰陽失調は、六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)、
飲食の不摂生、過労と何もしない、などが原因となって生じます。

病気の始まりです。

ついつい朝寝坊になりがちな方、少なくとも起床時間と就寝時間は
これまでと変わらないよう、気をつけて頂きたいと思います。

朝はきちんと起きて着替える、朝食を食べる、 運動する、本を読む、勉強を始める、
絵を描く 手芸をする、何かにチャレンジする、なんでもいいのでやってみる、
そして、深夜までおきていないよう、就寝時間を決めましょう。

こんな時期だからこそ、今まで以上に生活のリズムを
大切にして元気に乗り越えましょう。

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この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

董巍からのご挨拶とメッセージはこちら→「中医学アカデミーが目指すもの