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鼻水

2019-01-29 16:00

鼻水がたくさんでると「何だか疲れた」と、感じたことがある方も多いのでは? 中医学では、鼻水は「涕(てい)」といい、鼻粘膜から分泌される粘液で 鼻腔を潤す作用があるとしており、肺の生理機能の一つです。 鼻水は、肺の陰液と肺の気に強く関与します。 その為、鼻水がたくさん出ると肺の気陰が不足し、疲労感を覚えます。 また、鼻と喉はつながって肺に連絡しているので、外邪の多くは 鼻と喉から肺へ侵入します。 疾病が生じた場合、鼻水の色や性質に変化が現れ、体の状態を 判断する際にも重要な情報になります。 例えば、鼻水が水様性を呈する場合は、「寒」の影響を受けており、 「熱」の影響を受ければ粘稠性の黄色い鼻水が生じます。 乾燥による場合は鼻粘膜が乾燥し鼻水が粘々します。
この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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