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漢方SP講座 肝陽上亢と肝陽化風

2020-05-01 11:00


漢方SP講座は毎月第1、第3金曜日に更新しています。
5月1日の新着内容をご案内致します。


1.肝陽上亢
肝陽上亢とは、腎陰が肝を滋養できない、或いは肝陰不足で陰不制陽により
肝陽が昇浮し亢逆する状態をいいます。

病理の要点は肝陰が不足することで肝陽が異常に上昇しますが
肝陽が上昇する原因は、肝陰不足、腎陰不足による肝腎陰虚、その他
精神の乱れによっても肝陽上亢をひき起こします。
講座では治療のヒントについても紹介しています。

2.肝陽化風
肝陽化風とは、肝の陽気の上昇を制御できず肝陽は亢進し
風と化して内動するという病理変化をいいます。
病理要点は、肝腎陰が不足し肝陽上亢になり、このの治療がうまくできず
風に転化したもので、危険な状態を伴うことがあります。

専門用語を正しく理解し、それに伴って現れる症状を覚えましょう。

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この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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