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漢方SP講座 腎の陰陽両虚と腎は二陰を主る

2020-05-15 11:00


漢方SP講座は毎月第1、第3金曜日に更新しています。
5月15日の新着内容をご案内致します。


1.腎の陰陽両虚
腎の陰陽両虚とは、陰陽が共に虚となり、陰虚と陽虚の症状が同時にみられる病理現象です。
もともと、陰虚があり日時の経過などによって陽も虚となり陰陽両虚になり
これを陰損及陽といいます。

反対に陽虚があり、日時の経過などによって陰も虚となって陰陽両虚になり
これを陽損及陰といいます。
また、陰と陽を補う方剤についても紹介しています。

2.腎は二陰を主る
二陰は前陰と後陰を指し、外生殖器、尿道外口、肛門などが含まれます。
腎の働きのひとつに二陰の管理があり、腎の病証では排尿不利や
頻尿だけでなく泄瀉や便秘などの症状が生じる場合もあります。

専門用語を正しく理解し、それに伴って現れる症状や方剤の使い方を覚えましょう。

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この記事の執筆・監修

董巍写真

中医学アカデミー代表・世界中医薬連合会常任理事・中医師
董巍

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